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2021.01.17

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    監修:石畑農学博士

青パパイヤの栄養

青パパイヤで万事健康
監修:石畑農学博士

美容ダイエット効果

生活活動に必要なカラダの働きを正常に保つ

 わたしたちが体内に取り入れた食物を消化し、吸収した栄養をエネルギーに変えるのが「酵素」です。酵素は、体内のさまざまな化学反応を促進する特殊なたんぱく質です。他にも、皮膚や骨の生成、新陳代謝や免疫(体の防御機構)の促進などの多様な役割を持ち、健康の維持・増進や生命活動に欠かせない重要な成分です。
 酵素が不足して起こる体の異常のうち、真っ先にあげられるのが肥満です。脂肪や糖の燃焼が円滑に行われず、体脂肪として蓄積されてしまいます。また、栄養が吸収されないだけでなく、有害物質を排せつできずに溜め込んでしまい、体調不良や肌荒れから生活習慣病にいたるまで、さまざまな健康・美容のトラブルの原因になります。
 あらゆる生命活動に不可欠な酵素ですが、もともと体内に持っている酵素には限りがあるため、日々の食物から補う必要があります。研究の結果、青パパイヤには、パパインという食物酵素が豊富に含まれていることがわかりました。硬い肉もすぐに柔らかくなる強力なたんぱく質分解酵素です。また、通常のたんぱく質分解酵素は特定のたんぱく質しか分解しませんが、パパインは「すべてのたんぱく質を分解」します。しかも青パパイヤには、パパインだけが多いわけではなく、糖質分解酵素や脂肪分解酵素もたっぷり含まれています。この三大栄養素を分解する酵素をすべて含んでいる食べ物はほとんどありません。
 そして、シミ・シワ・乾燥肌の原因となる紫外線も、皮膚組織に活性酸素を発生させて肌の老化を促進しますが、このように酵素が豊富な青パパイヤなら、肌を守る美容食としても頼りになることでしょう。

抗酸化能

そもそも抗酸化能とは。

 生活環境汚染・ストレスなど、現代の暮らしには活性酸素(老化の原因物質)があふれています。ガンなどの病気をはじめ、さまざまな身体トラブルの原因とされる活性酸素と、それをやっつける抗酸化成分には、大きな関心が寄せられています。
 パパイヤ酵素については、有害物質の分解や免疫力強化などさまざまな効用が指摘されていますが、なかでも特筆すべきなのが抗酸化力(酸化を防ぐ力)。抗酸化成分は、増えすぎると病気や老化の原因になる活性酸素を除去・抑制するのに不可欠です。青パパイヤには、赤ワインの約7.5倍ものポリフェノール(植物に含まれる色素成分)が豊富に含まれています。ポリフェノールは、1992年に動脈硬化や脳梗塞(脳の血管が詰まって起こる病気)の予防作用で注目されました。また、消化器系のガン予防効果が指摘されており、悪玉のLDLコレステロールの酸化を阻害し、高血圧や動脈硬化、およびその影響で起こる脳血管障害や心臓病を予防するなど、さまざまな健康効果も確認されています。

免疫力向上・発がん抑制

いま、注目のβ-クリプトキサンチン・イソチオシアネート

 活性酸素を除去する抗酸化成分を多く含んでいることにより、免疫力向上・生活習慣病予防効果が期待できる青パパイヤ。
 その抗酸化成分の中でも、発がん抑制などの働きがあるとされるβ-クリプトキサンチン。オレンジ色の色素で、体内では作れない重要な成分、カロテノイド(ビタミンAの前駆体)の一種です。そのβ-クリプトキサンチンは、ほかのカロテノイドにはない優れた機能を持つと考えられ、発がん抑制効果を疫学的に推測させる研究結果が出ています。また、かなり長期間にわたって体内に蓄積され、効果が長続きすることも報告されています。
 また、ワサビの辛み成分で知られるイソチオシアネートは、発がん性がある有害物質の無毒化、肝臓解毒作用の活性化、抗菌・抗炎症・消化促進・食欲増進作用もあり、血液をサラサラにして血栓(血管中の血の塊)予防するなどの働きが報告されています。

健康維持

ビタミンCをはじめ、必須の栄養素も豊富。

 青パパイヤには、ビタミンC・Eも豊富に含まれています。ビタミンCは、体内分泌される抗がん物質のインターフェロンの生成促進の効果、肝臓や胃のガンの原因とも思われるニトロソアミンの生成抑制効果があるといわれています。また、ビタミンEは若返りや美容の栄養素として知られ、ガン予防だけでなく、肌のシミ・シワ予防・更年期障害の軽減・動脈硬化の予防といった効果も期待できます。
 また、青パパイヤのビタミンCは、耐熱性が強くて115℃で15分加熱しても分解しないうえ、長時間保存してもあまり壊れないという優れた特性を持っているといいます。また、こうしたビタミン・ミネラル・食物繊維などが豊富でバランスよく栄養が取れるのも青パパイヤの特徴です。

そもそも「酵素」とは?

 酵素には「体外酵素」と「体内酵素」があり、食物に含まれる体外酵素は消化を助ける「食物酵素」として働きます。人体で作られる体内酵素には、消化を促進する「消化酵素」と、エネルギー燃焼・新陳代謝・免疫など生命維持に関係する「代謝酵素」の2種類あり、体外酵素と体内酵素のバランスがいいと代謝機能が高まり、健康な生活を続けることができます。ところが、体内酵素は、消化酵素と代謝酵素を合わせて一定量しか作れないため、食べすぎなどで消化酵素が大量に消費されると代謝酵素が相対的に不足し、代謝不足でさまざまな不調や症状が現れます。そんな時、体内酵素のバランス調整を助けるのが、食物に含まれる「体外酵素」です。

 酵素が豊富な食品の多くは、脂質のみ、糖質のみなど特定の栄養素を分解する酵素しか含んでおらず、三大栄養素の分解酵素を揃えるのはなかなか大変です。その点、青パパイヤなら大丈夫。「三大栄養素の分解酵素すべて」含まれているのですから。

 青パパイヤには、活性酸素(老化の元凶物質)の消去、でんぷんの分解、脂肪の分解、たんぱく質の分解、免疫力の強化など、さまざまな働きの酵素が含まれています。その総量は酵素が多いパイナップルの約6倍とされ、パパイヤは食物分解酵素を最も豊富に含む植物と言われています。みなさんもぜひ、食物酵素の豊富な青パパイヤを「毎日ちょい足し」で、元気で笑顔あふれる毎日を!

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